「モノ作りが好き」という理由から、たまたま見た派遣会社のベーカリーの求人に応募したというHさん。アルバイトや派遣、正社員、在宅など、さまざまな働き方がある中で、初めての就職でも雇用形態にこだわりを持たず、「好き」や「興味」を優先して仕事を選んだといいます。それから、1年半。今はベーカリーの仕事に「ハマっている」といいます。(株)エムアールエスのスタッフとして、イキイキと働いているHさんに仕事の内容や1日のスケジュール、派遣で働くことについて話を聞きました。
Hさんは福井県出身の21歳。ホテル関係の仕事に憧れ、名古屋にある専門学校に入学したものの、"違うかも"と感じ卒業後に上京。そんな時に、大手スーパーマーケットのベーカリーの求人を見つけ応募をしたといいます。「お菓子とかパンとか、モノ作りが好きだったので、ベーカリーの求人を見てやってみたい! と思って。働き始めてみたら、ハマりました」
最初はパンを焼く人や生地をこねる人のサポートをするところから始め、徐々にカレーパンを揚げるなど仕事が広がっていき、1年半経った今では、焼きも成形(出来上がりの形に整えること)も出来るようになったといいます。なかでもHさんにとってラッキーだったのが、大手ベーカリーで5年間働いていた経験者が、同じ職場に入社したこと。「私が入社した3ヵ月後にその経験者の人が来て、とっても元気な女性で話すうちに意気投合し、仕事を教え込まれたという感じです。パンは湿度や気温によって毎日発酵の状態が違います。その人はその状態を見て素早く対処している。今後は私もそういうところを完璧にしたいと思っています」
いま働いている店舗では冷凍生地を使っていて、粉からパンを作ってみたいという気持ちもあるそうですが、まずは今のところを完璧にしてから次のステップに進みたいと考えているそう。
「興味があるから就いた仕事」がたまたま派遣の仕事だったというHさんですが、初めての仕事だったということもあり、そもそも派遣という働き方自体についてよくわかっていなかったといいます。しかし、働いていくうちに、時給も良く社会保険にも加入ができ有休もつくため、不満はまったくないのだとか。
勤務時間も固定のため、先日、念願の犬を購入。朝6時に起床し、犬の散歩や身支度をして、7時に出勤。通勤時間は25分と勤務地は家から近く、8時からの仕事でも下りの電車を使うこともあり楽に通勤出来るのだそう。疲れて電車の中で寝てしまうこともあるそうですが、まっすぐ帰れば18時には帰宅出来るため、プライベートの時間も多く、ライフワークバランスも良く充実している様子です。
パンの知識を身に付けるため、しばらくはこの仕事をやっていきたいと考えているというHさん。興味から就いた仕事で、確実に技術を身に着けてイキイキと働いています。
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