スーパーマーケットなどの小売店で、レジのお仕事をしたことがあるという人はわりと多いのではないでしょうか。レジの基本的なお仕事は、金銭の授受を含む接客です。専門性が高い仕事ではないため、求人誌などでは未経験者歓迎の文字をよく目にすると思います。気軽に始められるお仕事ですが、いざ始めてみると立ち放しのため、腰や足に予想外の痛みを覚える人も多く、簡単なように見える商品のスキャンも、コツを知らずに手首を痛める人もいます。ここでは、長年レジ業務に携わり、現在はレジトレーナーの統括をしている方に、レジのお仕事で求められるものや、仕事の流れなどについてお話しを聞きました。
朝、開店の約30分前に出勤し、レジ開けをします。釣銭の準備をした後は、レジ回りの袋の補充や備品の整理、朝礼、朝礼後に出勤するスタッフのために連絡事項をノートにまとめます。開店後はレジ業務に集中。閉店したらレジ閉め、片付けをして業務終了となります。レジ閉めの作業もやはり30分程度の作業になります。勤務時間がレジ開けまたは閉めにあたる人は、入社後、早い段階でその作業を担当します。レジ閉めの方がやや複雑で、お金を入れるバッグやレシートをまとめる順番が決まっている場合があり、その店舗のルールを覚えるのに時間がかかる可能性があります。
レジが初めての人でも50時間程度の研修を受けると、そこそこ出来るようになります。研修の仕方は店舗により異なりますが、DVDを見る、または研修用のレジで練習をします。実際にレジ業務に入る時も、最初はベテランのスタッフと二人でレジに入るなどします。
後編では、レジのお仕事のやりがいなどについてお伝えします。
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