こんにちは! 編集部ブログ担当のM子です。8月も第2週目となり、もうすぐお盆休みが始まります。電車もいつもより空いていて、どことなく夏休みモード。リオ五輪を見ながら、ゆっくりするのもいいですよね!さて今回のテーマは「お金の基礎知識 税金編」です。
毎月、給料日に明細を見て嬉しくなる人や悲しくなる人さまざまだと思いますが、よく注意してみるといろいろと天引きされているものが多いということに気づくと思います。なかでもその金額が比較的大きいのが税金です。所得税と地方税と書かれていることが多いのですが、これらはどのように計算され、またどのようにして収められているのか、知っている人は少ないのではないでしょうか。所得税は1月1日から12月31日に得た収入に対する税金です。日本では累進課税制度と言われる、より多くの収入を得た人ほど税金の割合が多くなる、すなわち多くの税金を納めるという制度になっています。例えば年間の所得が300万円で有ればその10%が課税されますが、1000万円であれば33%になります。これは一見、不公平のようにも思えますが、お金を稼ぐ能力のある人はそれだけ国の為に貢献するべきであり、また貧富の差を出来るだけなくしながら、お金が特定の人に集中しないようにするための制度でもあります。さらに、仕事が特定の人に集中しないようにするという効果もあります。仕事を沢山して沢山稼いでも高い割合で課税されるので、セーブする人がいればその分他の人に仕事が回るという考え方です。
また、地方税はその人が住んでいる自治体が課税する税金で、所得に応じて決められるものです。基本的には前年度の年収に対して一定の割合で課税するもので、その割合は自治体によって異なります。政令指定都市など様々な設備の維持にお金がかかる自治体は高く、農村などは低いのが一般的ですが、最近では地域創生のため税金が高い自治体も少なく有りません。このような税金は毎月の仕事で稼いだ給料から天引きされているのが一般的です。企業では税金を社員の給料から予め計算して天引きして、それぞれに支払っています。その金額は企業が前年度の所得を基準に自社で計算して支払っているものなので、年末になると払いすぎ等の事態が発生します。そのため、年末になると年末調整でお金が返ってくるということもあるのです。さらに、病気などで医療費の自己負担が10万円を超えたり、さまざまな税金の控除対象になるような住宅ローンなどが有る場合にはこれらの申請を確定申告で行うことで、お金が戻ってくるという場合があります。また、会社の給料以外に収入が有る場合には、確定申告でこれらの内訳を申告しておかないと、後日発覚した際に脱税と見なされ多額の税金を追徴されることも有るので注意が必要です。
いかがでしたか?このコーナーでは、みなさんからのリクエストもお受けしております。取り上げてほしいテーマがありましたら、「問い合わせフォーム」にてどしどしお寄せください!
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