レジの委託や請負を専門に行っている㈱エムアンドアールでは、元気なシニア世代のスタッフが数多く活躍してます。東京都新宿区の大手スーパーマーケットで働くMさん(69歳)は、自分の体力と相談しながら、生き生きとレジ業務にあたっています。年齢を理由に応募をあきらめる方も多い中で、なぜMさんは前向きに働き続けることが出来るのか、応募に至った経緯やシニア世代だからこそ感じるやりがいや苦労したポイントなどお話しを聞きました。
A.「結婚を機に家庭に入っていましたが、夫が亡くなったことをきっかけに社会復帰しました。以降、子供服の販売に10年、傘や和装小物の販売に7、8年携わっていました。この時点で既に高齢で、転職しようにもなかなか仕事が見つからない状況だったので、幅広い年齢層の人が活躍するスーパーのレジの仕事に初めて挑戦することにしました。仕事を探している時にたまたまエムアンドアールの求人広告が目に着き、『67歳でも応募出来ますか?』という電話をしたところ快く面接の設定をしてもらい”私でもいいんだ”と安心したことを覚えています。就業先の店舗は当社で請負を開始するタイミングだったので、オープニングメンバーとして10名程度の仲間と研修を行いました。若い方たちはスマホやパソコンに慣れていて吸収も早いけれど、年齢を重ねるとどうしても覚えることに時間がかかってしまいます。しかし、店舗管理の社員さんが時間をかけて丁寧に研修を進めてくれたので、とても分かりやすく有難かったです」
A.「基本的には週4日出勤し、10:00~14:00まで働いています。通勤時間はバスや電車を乗り継いで1時間程度。9:30には出勤し、清掃や備品補充、売り場のチェックなどを行い開店時間に備えますが、時間が限られているため、効率良く作業をすることを心がけています。また、仕事の際はメモ帳、ボールペン、印鑑を携帯していて、メモには今日の特売品など覚えなければならないことを記入し、レジに入る前に見返しています。店舗がオフィスビルの1階にあるため、ランチ時は手作り弁当や作りたてのパンを購入されるサラリーマンでにぎわったり夕方の値引き時には近所の方々がよくいらっしゃいます。混雑するとどうしても焦りが出ていまいますが、サービスカウンターを含めた4台のレジを同じエムアンドアールの仲間で稼働しているので、ミスをしても互いにフォローすることが出来る環境です」
A.「今年の春に自動釣銭機のレジが導入されたため、金銭の受け渡しの際のミスもなく、前と比べると大分楽になりました。レジの操作自体は問題無いのですが、年齢的な面での不安はあります。昨年には膝関節痛になってしまい、階段の昇り降りや歩くのでさえも激しく痛むことがありました。そんな時に周りのスタッフがカゴの片付けを代わってくれたり重い物を持ってくれたりとサポートがあったので続けることが出来ました。働いていると嫌でも身体を動かしますが、家に居ると一日中ボーっとすることが多く、年齢的にも段々と思い通りに動かなくなってしまいます。働くことが健康維持に繋がり、やりがいにもなります。週に4日働いて、休みの日にはきちんと休息を取るという生活のリズムがとても心地よく、今後も身体が動くうちは続けたいと思っています。失敗して落ち込んでも『気にしないで頑張ればいい』『お客様の前では笑顔で居ることが大切』とスタッフ同士で声を掛け合って励まし合うこともあります。また、2年以上在籍しているので、顔なじみの方に声をかけてもらったりお子さんからハイタッチを求められたりと様々な触れ合いがあることもやりがいのひとつかも知れません」
日本では人材不足が深刻になり、特に小売業や飲食業では外国人やシニア世代など幅広い年齢層が活躍しています。働く意欲や必要な体力があるならば積極的に応募することをお勧めします。第2、第3の人生として、やりがいや生きがいを感じながら仕事をしてみてはいかがでしょうか。
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