防災ヲマナブ

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ここでは地震を体験。「仕事中に」「スーパーで」など予測がつかないのが地震です。慌てると怪我の元にも。

明日、9月1日は「防災の日」です。
今夏は西日本豪雨やダブル台風(19号と20号)、酷暑など、

災害や気象に関するニュースを多く耳にしました。

一口に災害といっても地震や噴火、集中豪雨などの気象災害から、

航空事故や火災、テロなどの人為的災害までさまざま。

そして、それがいつ何が起こるか分からないのが世の常です。

そんな「いざ!」という時に慌てないために「百聞は一見に如かず」の精神で、

模擬体験をしながら、もしもの時の防災行動力を

身につけられる施設「本所防災館」に行ってきました。

 

東京・錦糸町駅から徒歩10分。
ここでは地震、都市型水害、煙、消火、応急手当、暴風雨の中から、

2つまたは4つの体験をすることが出来ます。予約状況などにより変わるようですが、

私(本社 N)は煙、地震、暴風雨、消火を体験しました。

 

まず、煙。昨年、東京では約4,200件の火事が発生し、

その原因の第1位は放火だそうです。
煙は発生すると上に溜まるので、出合ったら吸い込まないよう、ハンカチで

鼻や口を押さえ姿勢を低くします。真っ黒な煙の場合は目の前が見えないため、

壁に手を付きながら移動。そうすれば、どこかに出口にたどり着くことが出来ます。

10人弱のグループで煙を体験。思いのほか煙が低く垂れこめ、座り歩きに。

ほんの数メートルのことでしたがきつく感じました。

 

続いて、地震。子供は震度6弱を、大人は震度7を体験しました。
地震が起きたら、まずけがをしないようにテーブルの下に身を隠し、

足の上の方を持ちます。下の方を持つと、テーブルが動く可能性があるそうです。

地震がおさまったらクッションなどで頭を守りながら、ガスを消し扉を開けます。
あまりの揺れにテーブルを持つ手にも力が入りました。日本は裸足で過ごす

文化があるので、食器棚などのガラスにあらかじめ飛散防止フィルムを貼っておくと

けがの可能性を抑えられます。

 

そして、暴風雨。長靴とカッパを着て、雨量50mm/hと風速30m/sを浴びます。

体験のさなか、前を見たくなりいたずらに顔を上げてみたら、前髪と顔が一瞬で

ビショビショになりました。傘を差しても役に立たないくらいの雨といった感じです。

小学生の頃、台風の風で飛ばされそうになり、必死で電柱にしがみついたのを

思い出しました。こんな暴風雨の時は、レインコートが便利ですね。

 

最後は、消火。家庭用の消火器が使える時間は、15秒~30秒。

消化液は5m~10m飛ぶそうです。火災を模したスクリーン前で、

ピンを外しホースを火に向け放射。この時に狙うのは火元のみで、

まんべんなくかけると沈下しないそうです。
ここでは3人ずつ体験。皆さん無事沈下させることが出来ましたが、

最後に一人で体験した男の子が水量が足らなかったのか沈下に失敗し、

一緒に来ていたおばあちゃんに隠れて悔し泣きをしていました。

 

体験後、館内回っていると「風速30m/sの時に傘を差すのは、

92kgの人を受け止めるのと同じ」というパネル展示がありました。

差した傘の上に92kgの人…。想像するとおかしいですね。

 

本所防災館のHPはこちら

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