ベンチャー企業×青果店
個人経営の八百屋が減っていくなか、東京で店舗数を
拡大している青果店があります。ベンチャー企業・アグリゲートが
生産、流通、小売りまでを一貫して手掛ける「旬八青果店」がそれです。
2013年、目黒に1号店を開店させ、現在は15店舗。
規格外の大きさや珍しい種類の野菜や果物も、新鮮さ美味しさを
“ウリ”にして人気を集めているのだそう。都会にありながら、
旬のモノを適正価格で販売する青果店とはどんな感じなのか、
ほぼ毎朝、果物を食べている本社 Nが行ってきました。
中目黒駅から徒歩13分。山手通り沿いにある目黒警察署前店。
午前中に訪れたせいか、小さな店舗にお客さんはまばら。
商品も届いたばかりのようで、店員が品出しをしている最中でした。
来るのが早かったかなと思いつつ、並べ終えられた感がある
フルーツコーナーを端からチェック。一つ一つ重ならないように、
フルーツが美人に見える並べ方をしています。
見始めるとすぐに「今出しているところなので、欲しいものがあったら
言ってください」と店員が声をかけてくれました。非常にやる気がある感が
漂う方だったので旬のものを聞いてみると、今は夏と秋のものが
入れ替わりの時期で、すももや桃が終わりかけ、梨や葡萄が出てきていて、
あと少しすると柿がくるとのこと。そんななかお勧めを聞くと、
豊富な知識と情報量ですべての果物の良さを語ってくれました。
結局いちおしが分からなかったので、強く推されたように感じた
福島県産の梨「秀玉」(¥280 税抜き 以下同)と、甘みと酸味が
絶妙なバランスだという長野県産のネクタリン「秀峰」(¥280)を購入。
「たまに味がまったくしない梨がありますので、そういうのに当たった場合は
交換します」と店員。傷みがあるなら分かるけど、味がしない場合も!?
驚きつつ、店を後にしました。
帰りに中目黒駅近くにあるスーパーマーケットに寄り、価格差をチェック。
買ったものと同じ品種がなかったため、いま自分の中で流行っている
シャインマスカットで比較。旬八青果店が¥1300円、スーパーが¥1280と
スーパーの方がお得。ただ鮮度や形に関しては、ウリにしているだけあり
旬八の方が断然美味しそうに見えました。会社や自宅の近くにあったらいいのにな。


