方言ってよか~。
今日、10月22日は「方言の日」です。
以前に比べて最近は「地元」を大切にする人が増えたように感じます。
職場などで、ふいに発せられた郷土の言葉にキュンとなった…そんな話もよく耳にします。
見渡してみると私(本社 N)の周りにも地方出身者がちらほら。
なかには地方色を封印している人もいますが、この日に合わせて、
お気に入りの方言とその活用法を教えてもらいました!
沖縄出身(東京営業所 M) 推し方言「なんくるないさー」
幼少期を沖縄県で過ごしました。
沖縄の方言は、まるで外国語のようにも聞こえる言葉ですが、
古代から使われていた日本語を源流としており、現代では使われなくなった
発音などが残っています。そのため、実は一番日本らしい方言だそうです。
沖縄弁といえば、なんといっても「なんくるないさー」が有名ですね(笑)
「なんとかなるさ」という意味で楽観的なイメージが強い言葉ですが、
祖母いわく、実は戦後の苦労が絶えない頃に生まれた言葉で、
「やってもやっても結果は出ないこともある。でも精一杯やるだけ
やったのならいいじゃないか。だから不安でいるよりも、
笑顔で『(結果は)なんくるないさー』と笑い飛ばしてやりなさい」というのが
本来の意味だそうです!! なんだか背筋が伸びますね(笑)
みなさんもつらい時や大変な時、是非「なんくるないさー」を使ってみてください!!
徳島出身(本社 M) 推し方言「どちらいか~」
阿波市で生まれ、10歳まで暮らしました。
標準語でぴったり当てはまる言葉が見当たらないかも…と気付いた時から、
良い方言だと感じるようになったのが「どちらいか~」です。
「どういたしまして」という意味にプラス「こちらこそありがとう」とか
「気にしないで」というニュアンスが含まれています。
A「この間、貰うた(貰った)お土産のお菓子、美味しかったわ~。ありがとう~」
B「どちらいか~」
…みたいな会話の時に使います。
会津若松出身(本社 H) 推し方言「さすけねぇ」
生まれも育ちも福島県会津若松市、生粋の会津っ子です!
私のお気に入りの会津弁は「さすけねぇ」。これは標準語の「大丈夫、心配ない」の意味に当たります。
テストの点数が悪かった時や部活の試合で負けた時、この言葉には何度も救われました。
会津人の人情深さや大らかさを一言で表す言葉だと思います。
もし、みなさんが家庭や職場で使うなら「ちょっとくらい賞味期限が
過ぎてもさすけない」といった感じで活用が出来ます!
ちなみに、会津には「会津の三泣き」という
会津人の気風を表す言葉がありますので紹介します。
「会津に来たときはその閉鎖的な人間関係に泣き、
会津の地元になじんでくると今度は人情の深さ泣き、
会津を去るときは会津人の人情が忘れ難く泣く」
最後に、転勤族の親の元で育った方の方言もご紹介します。
出身地不定 心の出身地は兵庫県(本社 U) 推し方言「めっちゃ」
小さい頃は、千葉、埼玉、兵庫、名古屋、秋田、仙台などいろいろな所に住んでいました。
「すごい」を意味する「めっちゃ」は、よく使いましたね。
今ではすっかり標準語になってしもうたけど。
こんだけ色んなとこ住んでいると、出身地を聞かれた時に
自分でもどこが出身地なのかわがんなぐなって、どえりゃー困るっちゃろう。
どなたか、出身地の定義を教えてくればいっ!
みなさん、文力(?)があり、地元愛が強いですね!
最後のUさんに至っては、いいトコ取りのミックス犬(雑種犬)のようです。
とはいえ、いろいろな方言を知っていると営業の仕事をしている人などは
話が盛り上がってはいいかもしれませんね!