「おいしいめやす」気にしていますか?
片付けの最中に見つけた●●
先日自宅の片づけをした際、棚の奥にしまった保存食品の期限を見てびっくり!
賞味期限ぎりぎりの食品や数週間切れているものが複数ありました。
期限を見落としていた原因は、普段食品を保管する棚とは別に、防災用の食品を分けて保存していたことです。
ストックしていた食品を、ローリングストック(普段買っている食品を多めにストックして消費すること)で消費するつもりが、保管場所を複数に分けてしまっていたため、別の場所にしまっていたことをすっかり忘れていました。
期限切れや賞味期限間近になっていたのは、保存食として大量に購入していたもち麦や押し麦、オートミールといった雑穀類とレトルト食品類。
すでに賞味期限が切れた物は自宅で消費するとして、あと数週間~1ヶ月ほどで期限が切れそうな物については「賞味期限がもうすぐだけど……もらって!」と伝えて、離れて暮らす家族に半ば無理やり送りました。
「賞味期限」と「消費期限」とは?
皆さんも、私のように「うっかり賞味期限や消費期限が過ぎていた」という経験はありませんか?
食品の期限表示には、「消費期限」と「賞味期限」の2つがあります。例えば弁当、調理パン、生めんなどには消費期限、スナック菓子、カップラーメンなどには賞味期限が書かれています。
今回私がうっかり見落としていた「賞味期限」とは、「食品をおいしく食べられる期限」のことです。
鮮度の関係で、期限内に食べきらなければいけない消費期限とは違い、賞味期限が過ぎていても「まだ食べられる」場合も多々あります。
どちらであっても、期限内に食べきれるならそれがベスト。
しかし賞味期限が切れていた場合、「すぐに処分するのはもったいない」という気持ちと、「どれくらい過ぎたら処分するべきか?」と迷った挙句に捨ててしまう、なんていうこともあります。
できることなら、食品を無駄にしたくはありません。
やはり、どんな食品も計画的に期限内に使い切るのがベスト。
そして、なるべく長期保存可能な食品を選ぶことで、ローリングストックのサイクルを長くすることが、私には合っていると感じています。
とはいえ賞味期限が切れた後、どのくらいの期間までなら捨てずに食べるのかについては、商品の種類や保存状態、調理法によっても違うでしょう。結局は、その食品の味覚や嗅覚、触覚で確認するしかないのが現状です。
「賞味期限」について、食品ロス削減と結びつける動きもあります。
2020年、消費者庁が実施した「賞味期限」の愛称・通称を募集するコンテストでは、「おいしいめやす」というキャッチフレーズが、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)賞を受賞。
賞味期限と消費期限の違いを分かりやすく伝えることで、まだ食べられる賞味期限切れ食品を消費につなげて、食品ロス削減の啓発につなげる取り組みです。
各メーカーでは、賞味期限を延長する動きも
ここ数年食品ロスを減らす目的で、食品メーカー各社が主力商品の賞味期限を延長する動きもあるようです。
個人的な感想としては、賞味期限延長の動きは大歓迎。
しかし、できることなら消費期限だけではなく、食品を「おいしく食べられる期限」である賞味期限内に使い切りたいものです。
今回、賞味期限切れの食品を発見したことを機に、今ある保存食はしっかりローリングストックしていきたいと思います!